サブテーマリーダー

白戸康人(農研機構)

概要

水稲、害虫、小麦、大豆、野菜、果樹を対象に、各品目で将来影響を予測するためのデータを収集し、将来の影響を予測するためのモデルや手法を新規に開発、あるいは既存の手法やモデルを高度化する。新規開発あるいは既存のものを高度化した影響予測モデルを用い、プロジェクト全体の共通シナリオ(気候シナリオ及び社会経済シナリオ)のもとで将来影響を予測する。また、各品目について適応オプションを整理し、実現性の高い適応策の効果を定量化する。将来の影響予測と適応策の効果の評価は、市町村レベルの政策に反映し得るよう2次メッシュよりも高い空間解像度で行い、可能な限り、被害額や適応策のコストなど経済評価を含める。2年目には、既存のモデルがあるなど研究が進んでいる品目で全国影響予測の試行を、4年目には全品目で全国影響予測を実施し、最終年度には結果の解釈を含めて社会への情報発信を行う。

サブテーマ2(1)の概要

目標

  • 水稲、害虫、小麦、大豆、野菜、果樹を対象に、気候変動の将来影響を予測するためのデータを収集
  • 将来影響を予測する手法を開発あるいは高度化し、プロジェクト全体の共通シナリオのもとで高解像度の将来影響予測を行う。
  • 各品目の適応オプションの効果を定量化するとともに、可能な限り、被害額や適応策のコストなど経済評価を行う。

研究対象と計画

  • 水稲、害虫、小麦、大豆、野菜、果樹を対象とする
  • 前半は、データを収集し、将来予測のためのモデルを開発する
  • 全国規模の将来予測を2年目に試行し、問題点を修正して4年目に本格実施する
  • 適応策の効果や、被害額や適応コストなど経済的な評価も含める

想定している適応策

  • 播種や移植の時期を移動
  • 作付体系、施肥管理、水管理、耕起、病害虫防除法、資材や設備の工夫など栽培管理方法の変更
  • 高温耐性品種など、品種の変更
  • 栽培する品目の変更