石塚 直樹

Naoki Ishitsuka

サブテーマリーダー

農研機構/農業環境研究部門

地理情報学システムやリモートセンシング技術を用いた環境評価の研究を行ってきた。本プロジェクトでは、サブテーマ1(3)1リーダーを努め、統計的な手法を中心にデータ・ドリブンな気候変動影響予測手法の開発を目指すとともに、適応効果の解析および将来予測結果の地学的な可視化などを目指す。専門は、農業リモートセンシング、地理学。

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概要

農業、森林・林業、水産業、水環境・水資源、自然災害、産業活動、国民生活などの分野に関して、統計的手法と機械学習的手法によって気候変動の各分野への影響の関係性を明らかにするデータ・ドリブンで統合的な応用解析手法を開発する。不確実性も定量化しながら全国レベルで影響評価を行う。統計的な手法を用いて、気候変動に対する適応策の効果を評価する。一連の知見をマニュアルとして整理し、様々な地方自治体関係者が将来の気候変動影響を統計的に解析するための基盤を作る。

様々な手法でデータドリブンな気候変動影響解析を目指す

目標

  • 複数の統計・機械学習手法を比較し、その特性を明らかにし、気候変動影響解析に有用な統合的解析手法を開発する。
  • 過去のデータをもとに過去の適応策の効果を統計的に定量化する。
  • 全国レベルで将来におけるデータ・ドリブンな気候変動影響評価を実施する。
  • 地域レベルで気候変動影響予測・適応策評価が可能なマニュアルを作成する。

研究対象と計画

  • 100種前後の作物収量への気候変動影響予測
  • 水害被害額と気候変動の関係解析
  • 水質関連データの統計解析手法の開発
  • 生物多様性指標の統計解析手法の開発
  • 複数の統計的手法と機械学習手法の比較

想定している適応策

  • 栽培作物種の変更
  • インフラの整備